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浜松南ライオンズクラブ
 
浜松南ライオンズクラブが、チャーターナイトでいただいた画
チャーターナイト時に、故村上国際会長から、初代会長へ贈られたものです。
 
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1995年
相原氏が語る
30周年の記念に他国に学校をつくるという、L.鈴木会長の大志に期待。成功を祈ります。

15代会長
L.相原定夫

 久保田さんに誘われ40歳のときに入会。「世の中が良くなるように…。仕事、政治、宗教は一切介入してはいけない」というコンセプトに共感しました。実際に活動をして、仲間の生き方がとても勉強になりました。

 当時は本当に若造でしたが…、私もこの年になりましたので堂々と意見を伝えます。仕事も一生懸命やりながら、ライオンズの活動も『人生という大切な仕事の一部』として考えて頂きたいと思っています。ゆえに、皆様にはさらに真剣に取り組んで欲しいというのが本音です。

選んだテーマは青少年の健全育成

 私は15周年の節目で会長を務めさせていただきました。20世紀も残りわずかとなったこの時代、日本のバブル経済は崩壊。この厳しい時代に21世紀への架け橋となれるライオンズクラブの在り方を創成することこそ私の役目と感じておりました。

 そこで私が選んだテーマは「青少年の健全育成」です。今後の日本を担っていく若い世代をきちんと育てていくことが主眼です。そして、より多くの若者が世界の平和を願い、国際感覚を持ち、自然や人に対して優しく思いやりのある豊かな感性を育てていくことに力を注ぎ、そのような角度からアクティビティを行いました。

 浜松江ノ島高校から男女1名ずつ、浜松南高校から女子2名と男子1名を選出。マレーシアに派遣し研修を行いました。また実際の成果物として中学生の短文作品集「春牙のささやき」を出版。これは「自分を育ててくれた人への想い」を短文にまとめたものです。担当者が手分けをして市内の中学校に足を運び、校長・教頭先生などに趣旨を伝えながらたくさんの作品を集めました。そして全ての作品を熟読して選出させていただきました。これを製本し、中学校や図書館などに寄贈させて頂いております。

また、15周年の記念式典の講演には、聴覚障害というハンディを乗り越え、トライアスロンを通して明るい人生を切り開いた高島夫婦を招聘。「風の歌が聴きたい」というタイトルで口語と手話による講演を行いました。

 テレビのドキュメンタリーで見たご夫妻の姿に感動し、人間愛が基本となっているライオンの皆さんにもぜひお伝えしたいと考えたのです。コンタクトをとるのに随分苦労した記憶があります。講演をお願いした二年後、日本を代表する監督の一人、大林宣彦氏によりお二人の生き様が映画化されました。

L.鈴木会長に、大いなる期待を持っています。

 2010年現在、世界情勢も変化してきました。日本に限ればある意味でのトータル的な『安定』はありますが、世界に目を向けると「青少年の健全育成」等は、到底及ばないことを実感することとなります。

 2010年2月、4日間、マニラから400kmほど離れたジェネラルサントスを視察してきました。小規模な農業や炭焼きを生計としている一家の平均月収は二千円~三千円と聞いております。この収支では学校を建てるのは夢のまた夢、教科書も購入できませんし、先生の雇用も不可能でしょう。これらの困難を乗り越えて学校を作り、私の信念である「世界的な健全育成」を実現させようとしているのが現在の若き獅子である鈴木会長です。

 このような状況と比較すれば、日本は我儘です。確かに雇用等は厳しいかもしれませんが、世界的な視野で見れば裕福な国と言えるでしょう。他国においても「青少年の健全育成」を実現させようと努力を惜しまないL.鈴木会長に大いなる期待を持っています。
 
連絡先
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